歴代ジョジョが兄弟だったら第3部 - シリーズバトル系
男1「ほ・・・・ほんの少しでした・・・・・
私が目を離したのはたったの一瞬だったのです・・・・・
ヤツは!この密室から!
忽然と消えてしまったのですーーッ!!」
???「いいか、落ち着いて探すのだ
あの部屋の防備は完全、ノミ一匹すら出る余地はない
ギアッチョ、そちらで何か気付かなかったか?」
ギアッチョ「ヤ・・・ヤツはここにいるッ!」
???「どういうことだ、ギアッチョ?
こちらからはカーズがいなくなってしまったように見える」
ギアッチョ「ヤ、ヤツはッ!あっという間にッ
オレのスタンドスーツの中にひも状になって入ってきたッ!!」
???「何ッ!」
カーズ「クククククハハハハハハハ・・・・・
ここはなかなか居心地がいい
氷が反射してくれるおかげでマイクロ波も届かない
無線機でそちらの会話も聞こえるぞ!」
???「カーズ!」
カーズ「フフフフ・・・・・ウィンウィンウィンウィン
・・・男の脚は気持ちが悪い」
ギアッチョ「ウオオーーッ!!やめろッ!さわるなッ!!」
カーズ「最初の攻撃の時、振動の具合で首の後ろに呼吸穴があるのはわかっていた
もっともその時は氷で穴をふさいでいたがな
自分で温め、さらにマイクロ波で温めてくれた血液を使えばそこを溶かして入るのは容易だった
そして体の一部で再び蓋をした・・・・・
再び10秒だけ待ってやろう
それでハッチを開けなければ、この男を殺し壁を破壊するッ!」
???「・・・・それをすると、お前は直接マイクロ波に晒されることになる」
カーズ「心配御無用、そのときにスタンドを出した状態のまま意識を乗っ取らせてもらう」
男2「馬鹿なッ!意識を乗っ取るなんてッ!」
カーズ「できるわけがないとでも?
脳を操作し思いのままに宿主を操る寄生虫などいくらでもいるのだ
これは我が食料に過ぎない吸血鬼ですら持っている能力だ
究極の生命体にできない道理がなかろう
理解したか、今から10秒だ 決断は早くしろよ」
???「・・・・・・仕方がない
マイクロ波をとめて部屋に常温の空気を入れろ
それが終わった時点でハッチを開く
すぐには開けることができない」
カーズ「観念したようだな」
シューシュー(空気が入る音)
カーズ「もうここから外に出ても大丈夫か・・・・・・
さてと、お前達はこの究極生命体がおとなしくハッチが開くまで待つと思っていたのか?」
ギアッチョ「な、何ィッ!?
何をするつもりなんだッ!」
カーズ「これだけの空気があれば厚さがどれだけあろうと壁を破るのはたやすい・・・・
人質だとかハッチを開くまでなんていうお前との契約は気にする必要はない
どんな手をつかおうが・・・・最終的に・・・勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」
???「ギアッチョ!
今すぐ左の壁の方へ逃げろッ!
救出に向かう!」
ギアッチョ「うおおぉぉーッ!」
カーズ「遅い・・・・
私は自身の力でここを脱走するッ!
まず貴様を殺してからだッ!
このカーズからは逃げられんッ!
光の流法、輝彩滑刀!!」
???「いやギアッチョ、お前はもう逃げるのに成功している」
ドォーz_ン
カーズ「・・・・・・・・・・」
ギアッチョ「・・・・・・・・・・」
カーズ「なぜだ・・・・私は確かに今貴様を斬ったはずだ
なのになぜッ!私は貴様を通り越して壁を斬っているんだッ!」
???「お前がそういうことをする性格であるということはよく知っている
それを知って利用した・・・・
ハッチから入ったのでは救出は間に合わないだろう
この壁は厚さが10メートル以上あり直線で入るのも時間をかけないと不可能だ
だが、お前と私で両面から攻撃すれば可能になる
モニターで見てお前が斬りつけた場所を確認した
そしてその反対側から攻撃したのだ
切れ目に力は集中し・・・・道が開く」
ガラガラガラガラ
カーズ「お・・・・お前はディアボロ!!
時をすっ飛ばしたのかッ!!」
ディアボロ「変声期を使って話していたのでわからなかっただろう
カーズ、もう兄とはよばない
二人のスタンド使い相手にどこまで食い下がれるかな?」
To Be Continued
ギアッチョ「た・・・助かったぜボス!」
ディアボロ「気を緩めるな これからだ」
カーズ「フン、いつも私に殺されて遊ばれている奴が・・・・
お前はこの手で地獄の苦しみを与えた上で殺すッ!」
ディアボロ「違う・・・・
このディアボロが帝王として君臨してきた世界ではッ!
『殺す』なんてセリフを言う必要はないッ!
私は何も言わずに復讐の機会を今まで待っていたのだッ!
お前とジョルノ・ジョースターに復讐する機会をッ!」
男1「放水準備完了しました 放水します」
ドバァーーーーッ
カーズ「水・・・?
上部のハッチが開いて水が出てきたが・・・・」
ディアボロ「ギアッチョ!
今私が入ってきた穴をその水を凍らせてふさげ!」
カーズ「いいのか?
この私なら穴をふさいでも1分もかからずにそこから脱出できる
貴様らの逃げ場が無くなるだけだ
もっとも・・・・そんな穴を残していたところで逃がしはしないが」
ギアッチョ「凍結完了ッ
なんて量の水だ・・・・もう水がたまってきやがった」
ディアボロ「ここはお前の独壇場だ
私が防御にまわる、お前は攻撃にまわれ
そして隙を見てもう一度ヤツにアレを食らわせるぞ」
ギアッチョ「行くぜ・・・・ホワイト・アルバムッ!」
カーズ「お前の温度ではこのカーズには勝てぬ・・・
体温を上昇させて氷を溶かすッ!・・・・・?
ぬ?氷が・・・溶けない?」
ギアッチョ「気化熱ってあるよなァ
水はある程度温度が上がると蒸発して温度を下げる・・・
加えてこの部屋には後から後から冷たい水が降ってくるッ!
この条件下では、俺の冷やす能力のほうが強いッ!」
カーズ「人間ごときが、このカーズに得意げに講釈するなッ!
溶かせぬなら・・・・こうやって氷を切り取ればいい・・・・・それだけだ」
ガシャン
ギアッチョ「あ・・あっけなく破られた・・・」
カーズ「それに気化熱を利用できるのはお前だけではない
吸血鬼でしかない長兄DIOでさえできる気化冷凍法を
私ができないとでも思っているのかディアボロ・・・・
貴様がしたことは・・・・このカーズに、マイクロ波への盾を用意したことだーッ!
そしてディアボロよ・・・私はもう攻撃を開始している」
To Be Continued
ディアボロ「うっ!足元に何かが・・・・何か分からんが食らえッ!うおおおおおーっ!」
カーズ「体の一部をお前たちの肉を食らう魚に変えて水の中に放した・・・・ご存知ピラニアだ」
ディアボロ「だめだ・・・数が多すぎて防ぎきれない!ギアッチョ
足元の水を凍らせろッ!」
カーズ「無駄な足掻きだな・・・・・
いくら防御を固めても私を倒す方法があるわけではあるまい」
ディアボロ「壁を凍らせろ!壁全体を凍らせて固めるんだッ!
補強して脱出を不可能にしろ!」
カーズ「何ッ!?
まさかとは思うが・・・・このカーズが溺れたり
窒息死したりすると思っているわけではあるまい
何かは知らんが貴様は何かをたくらんでいる・・・・
さっきのように引っかかってはいけない、観察しよう」
ディアボロ(こいつ・・・・なんて冷酷な目つきで私を見るんだッ!
養豚場のブタでもみるかのように冷たい目だ・・・残酷な目だ・・・
『かわいそうだけど、あしたの朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命なのね』ってかんじの!)
ギアッチョ「できたぜ!壁は全て氷で補強したッ!」
ディアボロ「よく、聞くんだギアッチョ!今から私のスタンドで天井まで殴り上げる!
・・・・・お前はそれを確実に捕まえろッ!」
カーズ「殴り上げる・・・・・なるほど」
ディアボロ「キング・クリムゾンッ!」
ガッ(カーズがキング・クリムゾンの拳を止める)
ディアボロ「なっ・・・私は今何を見ているんだッ!?」
カーズ「どうした・・・スタンドのない私がスタンドを止めたのがそんなに不思議か?
人間ごときの浅知恵をこのカーズが読めぬとでも思っていたのか?
このドーム状の部屋を氷で巨大な凹面鏡に仕立て上げ・・・・
天井付近の焦点位置でマイクロ波を浴びせようとしたってところだろう?
思惑が見えれば攻撃の軌道なんぞは透けて見える」
ディアボロ「・・・・・」
カーズ「成功していれば確かにこのカーズが氷のバリアをまとっていても危ないだろうが・・・・無謀だったな
まずお前に私を天井まで殴り上げることはできない
仮にそうなってもあの男に捕まることはない
焦点位置で私をおとなしくさせることもできない・・・・・愚弟が」
ディアボロ「愚弟とは誰のことだろうな
吉良かな?プッチかな?」
カーズ「貴様・・・・自分の立場が分かっているのかァーッ!」
ドッギャーz_ン(カーズがディアボロを蹴り飛ばす)
ディアボロ「ぐふっ!・・・・・」
カーズ「どうした?殴り上げるんじゃなかったのか?」
ディアボロ「・・・・貴様はッ!このディアボロとの知恵比べに負けたのだッ!」
ドグシャア!!(キング・クリムゾンがディアボロを殴る)
カーズ「えっ!?」
ギアッチョ「な、何だってエエェーッ!?
自分自身を自分のスタンドで殴り上げたッ!」
ディアボロ「乗り越えると言った・・・・・・
確かにこれで・・・・・カーズも水も飛び越えられたな・・・・・・
あえて攻撃を読まれたのだ・・・隙を誘うために・・・・
予定通り・・・・放電開始だ」
男2「『了解、放電開始』」
ガシッ(ギアッチョがディアボロをキャッチする)
バリバリバリッ(放電)
カーズ「BAHHHHHHHH OHHHHHHHHH!
な・・・なんてことだッ!
水を溜めていたのは、氷で攻撃するためではなくッ!
凹面鏡を作るためでもなくッ!電流で攻撃するためだったのか!
翼でッ!水から逃れなければッ!」
ギアッチョ「あ、上がってくるなーッ!オレは上!お前は下だッ!
ホワイト・アルバム!」
カーズ「クッ・・・落ちてくる水をつららにして攻撃しているのか
だがそんなことでこのカーズが・・・
このカーズがアアアアーッ」
ディアボロ「うまいぞギアッチョ・・・・・・筋肉は電気で動く・・・・
普段のカーズならそんなつららなどなんでもなく飛べるだろうが
行動が電気に阻害されている今はそれすらも難しいだろう・・・・・・」
ブクブクブク・・・・・
男3「『水が室内の90%を満たしました 水中に動くものはありません 放水を停止します』」
男2「『同じく放電を停止します』」
ディアボロ「・・・・終わったようだ、その水道管から出るぞ」
ギアッチョ「・・・・ひでえ目にあった」
To Be Continued
男1「『アッ!水のそこから何かがすごいスピードで上がってきます』」
ザパアアアアン
カーズ「この下等生物どもがッ!貴様らは今殺すッ!」
ギアッチョ「い、生きてやがったアアァーッ!不死身かッ!」
ディアボロ「馬鹿なッ!アレだけの大電流を浴びてッ!」
カーズ「究極生命体とは、全ての生物の能力を身につけるから究極生命体というのだッ!
ところで聞くが、樹や草は生命か?」
ディアボロ「・・・・・ゴムの樹液を使ったのか・・・」
カーズ「ご名答だ、そのおかげで電流から逃れられた・・・・
人間にしては本当によくやった・・・・
そして今決着をつける・・・・」
ドドドドドドドドドドドドドド
カーズ「頂点に立つ者は常にひとり!このカーズだッ!!」
ディアボロ「帝王はこのディアボロだッ!!依然変わりなくッ!」
ガッ(キング・クリムゾンがカーズをつかむ)
ディアボロ「放水を再開しろッ!
部屋を水で満たせッ!」
カーズ「スタンドで捕まえてどうするつもりだ
強がっているがお前のダメージは大きい
何もできはしない」
ディアボロ「・・・こうするんだ」
ザブン(ディアボロ、カーズをつれて入水)
ギアッチョ「何やってんだボスゥーッ!」
ディアボロ《ギアッチョ、水の中からでもスタンドでの会話が可能だから命令する
部屋の中が水でいっぱいになったとき、お前は水道管から部屋の水を全て凍らせろ》
ギアッチョ「奴には氷はきかな・・・・ハッ!まさか!」
ディアボロ《これは命令だ、命令違反は許さない・・・もういっぱいになる・・やるんだ》
ギアッチョ「・・・わかったぜ、ボス・・・・
ホワイト・アルバム、最大出力ッ!」
ビシッ ビシッ ビシビシビシビシビシ
ギアッチョ「氷の温度は問題じゃねえ・・・・
水は凍るときに体積を1割ほど増す
この密室の中で外から氷を固めれば内部では信じられねえ程の圧力がかかる・・・・
鉄製の缶詰めでも破る氷の破壊力を思いしれッ!」
カーズ(まさか・・・・このカーズが・・・・
増してくる圧力で身動きが取れないとは
負けた・・・・完全・・・・敗北だ)
・・・・・・・・・
ディアボロ「ハッ・・・ここは一体」
男4「お疲れ様です、ボス
紅茶をどうぞ」
ディアボロ「な・・・・なんだお前はッ!
オレのそばに近寄るなああーッ!」
男1「またですか、落ち着いてください、ボス
カーズは行動不能です
驚いたことにまだ生きてはいますが」
ディアボロ「そ・・・そうかそうだった
私とギアッチョでカーズを倒したんだったな
紅茶でも飲んで落ちつこ・・・・」
ポロッ(カップを落っことす)
ガシャーンウワーハヘンガケイドウミャクニ-
オチツイテクダサイ・・・ッテマタボスガシンダー
オレノソバニチカヨルナー マタボスガサクランシテマドカラオチター
ワーワー
ギアッチョ「・・・・あれがさっきまでのボスと同一人物かァ〜?
納得できねーぜクソッ!クソッ!」
ベイビイ・フェイス「分かりましたメローネ
吉良も生け捕りにします」
吉良「・・・・天井裏にいるのか
兄さん達を連れ去った奴か?」
ベイビイ「気付かれたようです
あとは一人でやれます
ご心配なく、メローネ」
スチャッ
ベイビイ「ご機嫌よう
挨拶はこれくらいにして用件を言う
これからお前を『生け捕る』」
吉良「私は静かに暮らしたいんだ
兄を連れ去ったことは目をつぶってやるから出て行ってくれないか」
ベイビイ「ダメだ
そういう命令は受けていない
くらえッ!」
吉良「くるか!キラー・クイーン!ソファーに着弾するッ!」
ドグァアーン
吉良「フフ・・・この私に正面から襲ってくるとは無謀なことだ・・・・
所詮奇襲しかできない奴だっ・・・」
シパァーン
吉良「おおッ!?
何だ!足がッ!」
To Be Continued